問題飲酒
主な症状
- アルコールに耐性ができ、酒量が増えて飲む時間や場所を気にしなくなる
- 少しでも酒を飲むと自分の意志が働かずコントロールできなくなる
- 体内のアルコール濃度が下がると頭痛やイライラ、耳鳴りや息苦しさなどを感じる
- 特定の状況で話ができなくなる、手が勝手に震える、幻覚が見える
発症のきっかけ・幼少期のトラウマ
・近しい人の死(夫婦、親子、兄弟など)
・人間関係のトラブル(夫婦、親子、職場関係など)
・就職、退職、転勤、リストラ、栄転、結婚、妊娠、出産、育児、離婚など環境の変化
・お金のトラブル
問題飲酒の発症には、遺伝的要因や社会的環境、ストレスやトラウマ、生活習慣の乱れなどが関与しています。また、アルコール中毒になるリスクは、長期間にわたって大量のアルコールを摂取することで高まります。問題飲酒は、個人差がありますが、アルコール依存症につながることもあるため、早期の対処が必要です。問題飲酒者は、アルコール依存症に移行しないように、早期の治療を受けることが重要です。
周囲が気をつけるポイント長期間お酒をやめていても、一旦飲み始めると元に戻り飲酒のコントロールができません。そのため、断種するように見守ることが大切です。
お酒が原因で起こる「飲み屋のツケを払う」「飲んで外で暴れた後、その肩代わりをする」など、問題を起こした後の後始末を代わりにしてあげるのではなく、その責任を本人に返すことが重要です。
本人の飲酒問題に向き合わせることが、治療をうまく進めることにつながります。